プリセプターは良い人だけど相性がいまいちでやりにくい|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

プリセプターは良い人だけど相性がいまいちでやりにくい

20代女性、内科勤務

内科病棟に配属された新人看護師です。プリセプターの先輩看護師との関係について悩んでいます。

プリセプターの先輩はとても熱心に指導してくれます。しかし、私はせっかちな性格で次々に仕事を覚えていき早く自立したいと思っているのですが、プリセプターの先輩はじっくりと仕事を覚えてほしいみたいです。

正直、相性がいまいちなのではないかと感じており、このまま指導を受けていくことに不安を感じています。私はどのように考えていけばいいのでしょうか?

看護師の転職お悩み相談の質問

新人看護師とプリセプターは接する機会が多く、相性について悩むこともありますよね。看護師はチームで動く職業であり、自立してできることが少ない新人看護師であればなおさら先輩との関係は重要です。

質問者のような状況の場合には視野を少し広げて、先輩看護師の視点に立った考えをもつことをおすすめします。プリセプターの指導の意図を考えることで働きやすくなり、自身の成長にもつながりますよ。

プリセプターが選ばれた意図を考える

新人看護師をどのプリセプターが担当するかを決定する際、複数人の管理職で入念に話し合いが行われます。経験年数、性別、年齢、性格、相性など、さまざまな要因が判断材料です。

そこで自分を担当してくれるプリセプターが選ばれた意図を想像してみましょう。足りない部分を補うため、良いところをさらに伸ばすため、最も身近な相談役であるためなどの意図が考えられます。

一見、相性が合わないように思えるプリセプターの先輩も、あなたに成長してもらいたいという意図がわかると見え方が変わってくるかもしれません。どのような意図が込められているのか想像してみるのはいかがでしょうか。

プリセプターは独断で指導をしているのではないと知る

あなたを直接指導する機会が多いのはプリセプターですが、指導方針は独断で決められていません。指導方針は新人看護師の日々の指導への反応、成長スピード、性格などを考え、定期的に会議をして調整されます。

そのため、あなたが「合わない」と感じる部分は教育方針により気づきを得て欲しい部分なのかもしれません。プリセプターの独断ではなく、むしろ管理職やベテラン看護師の方針が強く影響しているのです。

たとえば、自立するために次々と新しいケアや患者を担当したい新人看護師と慎重に仕事を覚えるように指導するプリセプターがいたとします。プリセプターの指導の背景には「医療事故の怖さ、確実なケアの重要性を学んで欲しい」という病棟全体の教育方針が考えられます。

逆にゆっくりとマイペースに仕事を覚えていきたい新人看護師に対し、「ペースが遅すぎる」と判断されると新しい仕事を積極的に覚えるよう指導されることもあるでしょう。このようにプリセプターの指導方針には、病棟全体の意見が総合的に取り入れられていることを覚えておくと指導をスムーズに受け入れられますよ。

プリセプターはあくまで相談役であり主体性を持って行動する

プリセプターは指導や相談を担当してくれますが、新人看護師は自分の成長に対して主体的でなくてはいけません。自分の仕事や成長に責任を持ち、他者の意見は取捨選択するのが大切です。

プリセプターの存在が自分自身の中で大きくなりすぎていないか今一度見直してみるのをおすすめします。指導を客観的に受け入れられるくらいの距離感を保てるといいですよね。

他人とは合わない部分が必ずあることを知る

多くの場合、プリセプターは新人看護師に対して親身で熱心に指導をしてくれる存在です。しかし、新人看護師もプリセプターもお互い人間なので、どうしても合わない部分が少なからずあるのではないでしょうか。

看護師はチームで仕事をする場面が多く、他職種とも関わる機会が多い職業です。合わない部分があるからと特定の人を避けていては仕事が進まなくなってしまいます。また、人によって態度を変える看護師はほかの医療者からも「関わりにくい人」だと認識されてしまいかねません。

「チーム医療」や「地域包括ケアシステム」という言葉が医療現場に浸透してきました。今後ますます医療者間での情報共有が重視されることが予測されます。そのため、他者とは合わない部分があると理解し、互いの意見を尊重する姿勢が大切です。

プリセプターと合わない部分は「意見の違い」と捉えてみるのはいかがでしょうか。なぜ意見の違いがあるのか、自分自身の認識にズレがないか、などを考えると成長のきっかけをつかめるかもしれませんよ。

どうしても相性が合わないと感じたら管理職に相談

どうしてもプリセプターとの相性の悪さを受け入れられず、大きなストレスを感じるのであれば管理職に相談するのをおすすめします。新人看護師とプリセプターの両方にとっての負担を軽減する方法を考えるのも管理職の役割です。

指導方針の見直し、新人看護師とプリセプターのペアの見直し、面談の機会を設けるなどの対策が考えられます。新人看護師がストレスを感じながら仕事をしていれば、口に出さなくても必ずプリセプターにも伝わるものです。

「せっかく指導してもらっているのにこんなこと言うのは失礼だよな」と思う方もいますよね。しかし、お互い我慢しあう関係は長続きしません。関係を改善していくためにも、ぜひ勇気を出して管理職に相談してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回はプリセプターとの相性がいまいち合わないと感じた際の対処法をご紹介しました。プリセプターの指導は新人看護師がいかに成長できるかを中心に、多くの看護師の意見が反映されています。指導の意図を考えてみると合わない部分も受け入れやすくなるかもしれませんよ。

転職エージェントでは職場の人間関係に悩む新人看護師の転職支援を行っています。看護師の職場に人間関係の悩みはつきものですが、どうしても乗り越えられずに大きなストレスを感じる方もいるのではないでしょうか。

職場を変えることで人間関係が一新されて悩みが解消されることもあります。「まだ新人だから転職先が見つからない」と諦める新人看護師もいますが、決して転職先がないわけではありません。

経験の浅い看護師を受け入れる態勢が整っている医療機関もあります。転職エージェントで、自分に合った職場を探してみてはいかがでしょうか。

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