毎日仕事に行くのが辛いです。看護師1年目の乗り越え方を教えてください。|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

毎日仕事に行くのが辛いです。看護師1年目の乗り越え方を教えてください。

1年目看護師、20代女性、循環器病棟勤務

循環器病棟に勤務している1年目看護師です。日々の業務は忙しくて時間内に終わらないし、疾患の勉強もわからないことが多すぎて、勉強が追いつきません。毎日、先輩に怒られてばかりです。怒られるのが怖くて、わからないことも先輩に聞けません。

先日、はじめて受け持ち患者さんが急変してしまい、何もできずただ立っているだけでした。何もできない私が急変の多い循環器病棟で働いていていいのか、また急変に当たったらどうしよう、と患者さんと関わるのも怖くなってしまいました。

毎日仕事に行くのが辛くて、何もしていないのに涙がでます。こんな状態で一人前の看護師になれるのでしょうか。先輩方はどうやって看護師1年目を乗り越えたのか教えてほしいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師1年目は本当に大変ですよね。慣れない業務、覚えることの多さ、疾患や処置の知識・経験も少ない、先輩看護師は怖い、さらにはじめての急変は本当に怖かったことと思います。私も1年目の頃は毎日のように泣いていましたし、急変対応は今でも焦ります。

看護師1年目は辛いものとわかっていても、いまの辛い状態では仕事も頑張れないですよね。仕事に行きたくない、辛くて辞めたいと悩んでいる1年目の方はたくさんいます。

今回は、看護師1年目がなぜ辛いのか、その理由と看護師1年目を乗り越える方法をお伝えします。いまの辛い状態が少しでも楽になれば幸いです。

看護師1年目の離職率の実態

日本看護協会によると、2019年の新卒採用者の離職率は7.8%となっています。つまり、100人中7人が1年も経たずに辞めてしまっている計算です。そして残念なことに、過去5年間でも新卒採用者の離職率は7%を超えています。

ちなみに、正規雇用の看護師の離職率は10.7%、既卒採用者の離職率が17.7%です。この数字から、いかに看護師1年目が過酷であるか、理解していただけるのではないでしょうか。

もし、あなたの周りの同期が辞めずに頑張っていたとしても、全国的には多くの1年目看護師が離職しています。ですので、

「1年目で辞めてはいけない。」
「1年目だと転職先がない。」

と悩む必要はありません。どうしても辛いときは、たとえ1年目であっても辞めて転職しても問題はないのです。

もちろん、安易な転職はおすすめできませんが、1年目看護師の離職が決して珍しくないと知っておくだけでも、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか。

引用:「2019年病院看護師実態調査」結果(日本看護協会)

看護師1年目が辛い理由3つ

では、看護師1年目は何が辛いのか。私と私の周りの看護師の経験をもとに、看護師1年目が辛い理由を3つご紹介します。

①責任が重い

看護師は人の命を預かる責任の重い仕事です。自分のミスで患者さんの命が危険に冒されてしまう可能性があります。

私自身、何年経ってもこの責任の重さやプレッシャーに押しつぶされそうになります。1年目のときはさらにその気持ちが大きく、毎日不安と恐怖でいっぱいでした。

ミスがないよう常に緊張感をもって日々の業務をこなし、急変や緊急入院などイレギュラーの業務にも臨機応変に対応しなければなりません。多重業務に加え、常に気を張っている状態は、心身ともに疲れてしまいますよね。

②わからないこと、できないことが多い

現場での仕事は、学校で習ったこと以外の仕事が多く、患者さんのケアだけではなく処置、検査、入退院対応、記録の書き方など、わからない、できないことがたくさんあります。

私もはじめての業務や処置につく日は、とにかく不安でいっぱいでした。さらに、わからないことや覚えることが多すぎて、勉強が追い付かず、勉強不足と先輩に怒られて自己嫌悪に陥ることが何度もありました。

不安や悩みを口にする暇もないほど業務に追われる日々なので、同期とはいえ、お互い気付くことは難しいのですが、わからないこと、できないことの多さに落ち込み、自己嫌悪になるという1年目看護師はたくさんいるのではないでしょうか。

③先輩が怖い

どの職場にも必ずといっていいほど、怖い先輩がひとりはいます。その怖い先輩が自分のフォローについたり、申し送りをしなければならないとなると、その日1日が憂鬱ですよね。

先輩が怒るのは、自分のことを思ってのことだとわかっていても、実際に怒られると落ち込むし、畏縮してしまって質問もできないなんていう状況は1年目看護師あるあるではないでしょうか。

さらに、気分に左右される先輩看護師や、理不尽に怒る先輩看護師がいるのも事実です。怖い先輩の存在が看護師1年目を辛くさせる原因となっているでしょう。

看護師1年目を乗り切る方法

ほとんどの看護師が、1年目の頃は辛い思いをしてきました。私も、毎日のように泣いていましたし、何度も辞めたいと思っていました。

そんな私ですが、いまも看護師を続けていて今年で10年目となります。辛い時期を乗り越えたからこそわかる、看護師1年目を乗り切る方法をご紹介します。

一度教えてもらったことは、ひとりでできるようにする

看護師1年目のときは、先輩に質問したり、手技や処置につくのをお願いしたりするのがとても苦痛です。先輩に嫌な顔をされることもありますし、忙しそうにしている先輩の手を止めてしまうのも、申し訳ない気持ちになりますよね。

そのため、一度教えてもらったことはひとりでできるよう、復習や勉強をしましょう。

ひとりでできることが増えると、わざわざ先輩を呼ばなくてもいいので、仕事もスムーズにこなしていけるようにもなりますよ。

さらに、先輩からの評価も良くなりますし、なにより自分の自信につながります。

落ち込みすぎない

仕事中に先輩看護師から怒られたり、ミスをしたりすると落ち込んでしまいますが、落ち込みすぎないようにしましょう。なぜなら、1年目はミスをして当たり前だからです。

もちろん、なぜミスをしたのか、怒られたのか、振り返りは必要です。

しかし、起きてしまったことを考えてもミスをしたという結果は変わらないので、どうやったらミスを防げるのか、先輩に怒られずに済むのかを考えるようにしましょう。

つまり、同じ失敗を繰り返さないようにすることが大切なのです。

休日は思いっきり遊ぶ

「勤務日は疲れていて、勉強する時間がないから、休日に勉強している」
「疲れているから休日はずっと寝ている」

このような1年目看護師の方は多いと思います。

もちろん、勉強も休息も大切です。

しかし、1日中家にいると、いろいろと考えすぎてしまうため気分も晴れません。

休日は仕事のことを忘れて、趣味や自分の好きなことをして心身ともにリフレッシュさせましょう。

まとめ

看護師の仕事は、肉体的にも精神的にも辛いです。とくに看護師1年目は仕事にも慣れておらず、覚えることが多かったり、毎日先輩に怒られたりと毎日辛い日々を送っているのではないでしょうか。

どの看護師も経験する「1年目」です。私も毎日「辛い」「辞めたい」と思っていましたが、日々できることが増えていくことで看護師としての自信につながり、早く一人前の看護師になりたいという思いが強まりました。

また、ストレス発散のため、休日は仕事のことを忘れて思いっきり遊んで、看護師1年目を乗り切りました。

看護師1年目は、多くの人が辛いと感じています。どんなに怖い先輩も昔は何もできない1年目でした。失敗をしても落ち込みすぎず、自分なりのリフレッシュ方法を見つけ、日々の業務に取り組んでほしいと思います。

もし、いまの職場で働き続けることが難しいと感じてるなら、転職エージェントに相談してみてさい。専門のコーディネーターが面談を通して、あなたにぴったりの働き方を紹介してくれますよ。

自分一人で悩むよりも、誰かに相談した方が悩みを客観的に捉えられますよね。いまの職場でもう少し頑張った方がいいのか、それとも転職した方がいいのか、あなたにとって最適な答えを探してみてはいかがでしょうか。

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