「結婚」を理由に退職を希望したら批判されました。悪いことですか?|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

「結婚」を理由に退職を希望したら批判されました。悪いことですか?

20代女性、呼吸器内科所属

先日彼氏からプロポーズされ、結婚することになりました。彼氏が少し遠くで働いており、私が今の職場を退職して、引っ越し先で新しい職場探しをしようと思っています。

ここまではよかったのですが、職場で結婚と今後について報告すると、一部の先輩看護師から批判されてしまいました。批判されるようなことはしていないつもりなので、正直なところ納得できません。

なぜ、私は批判されたのでしょうか。退職することには変わりはありませんが、今後どのように立ち回れば良いのでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

まずは、ご結婚おめでとうございます!そして、結婚に伴って退職と引っ越し、転職も検討されているようで、頭がいっぱいなのではないかと思います。

さて、結婚を機に退職することが批判された理由ですが、さまざまな背景があるのではないかと推測されます。なぜなら、結婚自体はおめでたいことであり、基本的に批判対象にはならないからです。

今回は結婚を機に退職する場合の立ち回りについて説明します。少しでも参考になれば幸いです。

「結婚」は退職理由の第3位

厚生労働省の調査によると、看護師の退職理由の内「結婚」は第3位と明らかにされました。同調査の第1位の退職理由も「出産・育児」であるため、ライフイベントによる退職は看護師では珍しいことではないといえます。

引用:看護職員の現状と推移(厚生労働省)

一般的な結婚適齢期といわれる20代後半~30代前半は、看護師としても一通りの経験を積んで、キャリアを見直す時期でもあります。

若手看護師の頃は毎日が大変だったかもしれませんが、少し周りが見えるようになってきます。そして、結婚などのライフイベントを機に、退職してセカンドキャリアを考えるのは自然な流れといえるのではないでしょうか。

つまり「結婚」を理由に退職を希望する看護師は多数おり、それだけが批判される理由であるとは考えにくいということです。

批判された背景が大切

なぜ結婚を理由に退職したことが、批判されてしまったのでしょうか。明確な答えはわからないので推測になりますが、おそらく批判の背景にさまざまな事情があったのではないかと考えられます。

批判の表面的な言葉だけでなく、なぜそのような状況に至ったのか、背景を考えることが大切です。背景として考えられる、いくつかの原因をあげていきますので、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

①結婚を祝福できない雰囲気がある

まず考えられるのは、職場の人間関係が元々悪く、ほかのスタッフのお祝い事を素直に祝福できない雰囲気があったことです。

普段から職場の人間関係を良く思っていないのですから、何かに理由をつけて批判につながったのではないでしょうか。

おそらく、報告の内容が別の祝い事でも、批判の対象になったと考えられます。とても残念な状況ですが、雰囲気の悪い職場にはありがちです。

②人手不足で退職自体に反感を買っている

次に考えられるのは、職場が人手不足であなたという戦力が抜けてしまうことに、反感を買っている場合です。この場合ですと、あなたのことを戦力として期待している反面、結婚により退職してしまうことを残念に思われています。

本来は祝福する気持ちが先行すれば良いのですが、忙しさのあまりに思わず批判をしてしまったのではないでしょうか。

忙しい状況で疲弊していると、心に余裕がなくなってしまうものですよね。慢性的な人手不足の職場ではありがちです。

③仕事に不備があることに不満を持たれている

難しいケースですが、あなたの普段の仕事が周囲から不満を持たれている可能性も考えられます。普段の仕事で気になる点があり、モヤモヤした気持ちがあると、お祝い事を素直に祝福する気持ちになれないかもしれません。

もちろん、仕事と切り離して考えるのが本来あるべき姿です。しかし、人間は感情のある生き物なので、なかなか普段のモヤモヤを無視するのも、難しいのではないでしょうか。

今後、どのように立ち回って退職すべきなの?

では、批判が発生した理由を考えたら、今後はどのように立ち回るべきなのでしょうか。退職することには変わりがなくても、立ち回りによっては退職後にまで関わることもあり得ます。

しっかりと状況を受け止め、適切な立ち回りを心がけるのが無難かもしれません。

①結婚が退職理由であることを後ろめたく思う必要はない

本来、結婚の報告はおめでたいことです。それが退職理由であったとしても変わりません。ですので、結婚を理由に退職を伝えたこと自体を後ろめたく思わなくても大丈夫です。

その背景にある、批判が起きた原因に着目していきましょう。そして、批判がエスカレートしないように、改善できる点があれば改善しておくと良いです。

②世間は狭いので「どうせ辞めるから」という態度を取らない

「退職したら二度と会わない人たちだからどう思われてもかまわない」

このように考えていたら、改める必要があるかもしれません。なぜなら、医療業界は狭いもので、転職先と今の職場のスタッフが知り合いである可能性があるからです。

もしも、「どうせ辞めるから」という態度で、スタッフとトラブルを起こしたまま退職してしまったとします。悪い噂ほど広まるのが早く、転職先にも伝わってしまうかもしれません。

そのような事態にならなかったとしても、気まずい雰囲気で退職するのは嫌ですよね。最後まで、周囲との人間関係に気を配っておくのが良いのではないでしょうか。

③しっかりと引継ぎを行って退職後の迷惑が掛からないように配慮する

人間関係に配慮しつつ、業務面でもしっかりと引継ぎをして、退職の準備を進めていきましょう。ほかの理由での退職も同様ですが、退職時の引継ぎトラブルはとても後味の悪いものです。

また、しっかりと引継ぎ準備を進め、最後まで責任ある態度を貫くことで、批判しにくい雰囲気を作っていくのも大切です。

まとめ

今回は結婚を理由に退職する際の立ち回りについて説明しました。人間関係のトラブルは納得のいかない理由で発生するものです。ある程度割り切りつつ、批判の対象にならないように努めるのが無難な立ち回りかもしれません。

気が合わないスタッフというのは、どうしても出てきてしまうものですよね。あまりにストレスであれば、転職してしまうのが早いかもしれません。

まずは転職コーディネーターにご相談ください。複数の転職コーディネーターとの面談を通して、あなたにピッタリな職場を見つけていきましょう。

看護師の転職お悩み相談の回答

結婚

退職

職場の悩み

人間関係

その他の記事(看護師の転職お悩み相談の記事一覧

トップ
看護師向け転職エージェントランキング