2年目看護師になって先輩の目が離れる不安
2年目。病棟勤務看護師。夜勤あり。フルタイム勤務
今年で2年目になった看護師です。
今までは自分の教育担当をしてくれていた先輩がいて困った事や不安な事があれば何でも聞きやすかったです。
勿論、すでに先輩が付きっきりの状態ではなかったのですが、今までは病棟の中では自分が一番下の状態だったので、聞きやすい状態ではありました。
そこに、後輩が入職してきて、自分は先輩になってしまいました。
今までみたいに色々先輩に聞いていいのかなんだか不安です。
これまでと同じ様に先輩と接していいのか、2年目看護師としてどの様に振る舞えばいいのか教えてください。
2年目になって不安を感じているのですね。
2年目という事は、1年間、仕事を辞めずに乗り越えたんですね。
えらいです!!
まずは、1年間頑張った自分を褒めてあげましょう。看護師の仕事が大変なのは、よく分かります。
ですので、1年間辞めずに続けられた事は本当に素晴らしい事なんです。本当によく頑張りました。
お悩みについてはこの記事を読めば、きっと悩みが軽減されると思いますので、是非読んでみて下さいね。
2年目になって変わった事
この1年間、色々な事を経験したと思います。
看護学生の時とは違って、複数の患者さんを受け持つ。という経験。看護学生の時は1人の患者さんしか受け持ちをしないので、その1人の患者さんとじっくり関わる時間を持てましたよね。
でも、実際の看護師の仕事は「患者さんとじっくり向き合う時間」が全然取れませんよね。
看護学生の時とのギャップに、悩む人もいると思います。
そして、様々な経験をした事でしょう。看護師の仕事は大きくわけて「療養上の世話」と「診断の補助」にわけられます。看護学生は実習で、療養上の世話を行います。症状などの観察、環境整備、食事の世話、清拭および排泄の介助、生活指導などです。つまり看護学生の時は医療行為が出来ないので、清拭などの保清ケアが多かったと思いますが、実際は採血・点滴・吸引・ドレーンの管理などなど色々な医療行為をします。これらは全て、勉強して知識はあっても、実践するのは看護師として働きはじめてからですよね。
最初はなかなか上手く行かずに戸惑う事も多かったのではないでしょうか。
そして、今も上手く出来ずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そう、2年目になったからといって、全てが上手くできる人なんていないのです。
1年目から2年目になったからといって何かが劇的に変わる訳ではないのです。
そしてその事は先輩もよくわかっています。
後輩との関わり方
もしかしたら、新しく入ってきた新人の後輩の方が採血・点滴などが上手に出来る様になるかもしれません。
その時に「私はだめだ」と落ち込むのではなく、その後輩に教えてもらいましょう!
恥ずかしいですか?自分は先輩なのに?そう思いますか?
そんな風に思う必要はないのです。
いいですか?これは後輩を成長させる行為なのです。
もし、今のあなたが先輩看護師に、「あなたは採血がとっても上手ね。私も見習わないと」と言われたら嬉しくないですか。
そうです。人は褒められると嬉しいのです。ですので、あなたが後輩に何かを聞いたら、後輩は嬉しいのです。
今後、自分は経験したことのないことを後輩が先に経験することがあるかもしれません。
そんな時にも、後輩に「あの時どうやったの?私まだ、そのケースに当たったことなくて」と聞いてみましょう。後輩は喜んで教えてくれるでしょう。
そしてあなたも知らない事を知ることが出来ます。
そして人は教える事で、更に成長できるのです。ですので、後輩に聞くという行為は後輩を成長させる事にもつながるのです。あなたは先輩として後輩の成長を手助けできるのです。
こんなに簡単に人の成長を手助け出来て、自分も新しい事を学べるなんて最高だと思いませんか。
ミスを指摘するばかりが成長につながる訳ではないのです。誰だって、ミスを指摘されてばかりいたら嫌になりますし、自信を無くしてしまいますよね。
指摘する事は必要ですが、指摘された方は、同じミスを繰り返さない様に。と考えますが、なかなかポジティブな気持ちにはなれないと思います。
でも、先に書いた様にミスしていない事を聞かれたり、褒められたりして聞かれる事は、とてもポジティブな気持ちになれるのです。
先輩に聞く事は恥ずかしい事なのか?
さて、逆に先輩からではなく後輩から何か聞かれても、そんなに嬉しいとは感じなくないですか。
そう、それは当たり前のことだからなのです。後輩が先輩に聞く。これは普通のことだからです。
あなたは先輩になり、後輩が出来ました。でも、無理に先輩を演じなくてもいいのです。
自分はまだまだと思って、分からない事は先輩にどんどん聞きましょう。先輩はそれに対して何とも思いません。むしろ、悩んでる事・分からない事をうやむやにして1人で解決して、失敗される事を恐れているのです。
失敗も時には大きな成長につながりますが、失敗ばかりしていると自信を失ってしまいます。
そうすると、仕事を続けることが辛くなってくるのです。
ですので、悩んでること・分からない事はどんどん先輩に聞きましょう。聞く事は恥ずかしい事ではないのです。普通の事なんです。
この「分からない事を聞く」という行為は、先輩との信頼関係を築く事にも繋がります。
どういう事か。
それは、あなたが毎回分からない事・不安な事を聞いてくれると、先輩は「この人は、分からない事はきちんと確認してくれる」と思う様になるのです。不安な事は必ず確認してくれるから、色々こちらから気にかけなくて大丈夫な後輩。1人で任せても大丈夫となります。これはあなたの事を信頼しているからそう出来るのです。
逆に何も聞かないで1人でこなそうとしてミスの多い後輩には「どうして聞いてくれないんだろう。聞いてくれたらいいのに」と感じ、常に気にかけなければならない後輩。1人で任せるのは不安。となるのです。
大事なのは1人で出来る事と出来ない事の判断をしっかりする事です。
2年目になって1人で出来る様になった事もあるでしょう。それは自信を持ってやりましょう。
でも、出来ない事、不安に思う行為はどんどん聞きましょう。聞く事を悪い事・ネガティブな事だと思わないでくださいね。
まとめ
こんな風に考えて、先輩・後輩に接してみてください。
今までとは違う先輩という立場になり、先輩から離れる事に不安を感じる事もあるかもしれません。
でも、みんな不安を抱えています。ですので不安を感じる事をそんなにネガティブに思わないでくださいね。
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