リーダー業務が苦手
26歳女性、4年目看護師、転職経験なし、病棟看護師
看護師になり4年が経ちました。
先月からリーダー業務を任されるようになりました。
しかし、何をどのようにしていけば良いのかわかりません。
リーダー業務をする前日から胃が痛くて出勤がツライです。
先輩がしているように、しようと思うのですが私にはうまくできません。
どうすれば、リーダー業務の苦手意識を克服できるのでしょうか?
コツや注意すべき点があれば教えてほしいです。
リーダー業務は慣れるまで本当に大変ですよね。
入院患者の全体把握だけでなく、医師からの指示を的確にメンバー看護師に伝えたり、業務伝達をしたりしなければいけません。
メンバー看護師といっても後輩や同僚だけではなく先輩も含まれます。
先輩にも同じように指示・伝達しなければならず、何か言われたらどうしようという不安も出てきますよね。
しかし、リーダー業務は自分が看護師として成長するにあたって必要な業務です。
苦手意識を克服しなければいけません。
では、リーダー業務を円滑に進めるためのコツを紹介していきましょう。
リーダー業務の役割は?
リーダー業務の役割は、メンバー看護師の業務が円滑に進むように受け持ち患者の割り振り、医師からの指示や業務伝達、そして多職種との連携です。
これらの業務を実施するには「リーダーシップ」という能力が欠かせません。
リーダーシップとは、メンバー看護師のパフォーマンスを最大限に引き出し、目標達成に導く能力のことです。
この役割を明確にし、リーダーシップを意識することで自分のすべきことがわかると思います。
リーダーだからすべての業務や責任を担うのではありません。
病棟内の業務を円滑に進めるためにフォローするのがリーダー業務です。
そのため、すべて自分で行動しようと思うのではなく、必要な場合にはメンバー看護師へ指示しましょう。
リーダー業務の心構え
リーダー業務をする際にはメンバー看護師から信頼される行動を取るように心がけましょう。
メンバー看護師からの質問に対して確実に返答するようにし、わからない場合は「確認します」と伝えて正確な情報を提供しなければなりません。
信頼関係を築きながら、リーダーもメンバー看護師を信頼し、お互いの力を上手く借りることが大切です。
一日の計画を立てる
夜勤者から申し送りをもらったら、まず一日の計画をある程度立てましょう。
医師から新たな指示が出ていないか、患者ごとにしなければいけないことをチェックします。
経験の浅い看護師にはフォローをつけたり、業務負担を軽くしたりすることも考慮しましょう。
もちろん、すべて計画通りに業務が進むとは限りません。
急変や緊急入院などの予想外の業務が割り込み、予定が変わってしまうこともあります。
しかし、ある程度一日の計画を立てておくと、臨機応変に対応することができますよ。
to doリストの活用
リーダー業務は、患者、医師、看護師、コメディカルなど様々な方面から連絡・報告・相談・指示を受けます。
やることが多く何から手を付ければ良いのかわからなってしまいますよね。
それを解決するために「to do リスト」を活用しましょう。
「to do リスト」とは、しなければいけないことをリスト化し、それができたら一つずつチェックをする仕事の進め方です。
to do リストを活用することで、業務を明確にすることができ、抜けをなくすことができます。
優先順位を明確にする
to do リストを作ったら次に大切なのが優先順位を決めることです。
病棟勤務の場合、時間経過とともに緊急度が変わってきます。
そのため、何を優先すべきか考えなければいけません。
緊急を要する業務を優先させなければ、患者の生命にも関わってきます。
自分が思うなりに優先順位を立て、不安であれば先輩や上司に妥当な判断であるか確認しましょう。
疑問に思ったことは自分で確認
夜勤からの申し送りやスタッフからの報告を聞いて疑問に思ったことは、必ず自分で確認しましょう。
前日のリーダーもきちんと業務をこなしているとは思いますが、人間なので抜けている可能性があります。
疑問に思ったことをそのまま放置するのは危険です。
人任せにしてしまうと、確認漏れになってしまう可能性も高くなります。
そのため、違和感があれば必ず自分で再確認するようにしましょう。
わからないことがあれば上司に相談
リーダー業務をするのであれば、自分ですべて解決しなければいけないと思っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、すべてを自分で解決しようとは思わないでください。
まだまだ、一人で解決できないこともあると思います。
リーダー業務をしている中で、患者や家族からクレームの対応をしなければいけないこともあります。
自分だけで対応できない時には、すぐに上司に報告し指示を仰ぎましょう。
コミュニケーションスキルが必要
リーダー業務をしていると、スタッフだけではなく医師、薬剤師、検査技師など他職種との関わりが増えてきます。
疑問に思ったこと、解らないことを教えてもらうためにも他職種とコミュニケーションをとらなければいけません。
ですので、他職種との連携を図るためにコミュニケーションスキルが重要となってきます。
医療従事者だけではなく、患者や家族に対しても説明をする機会が増えるでしょう。
また、電話での対応も増えますので、対応の仕方も学ぶ必要があります。
まとめ
リーダー業務に苦手意識を持つ看護師は多いです。
「リーダーをするくらいなら転職したい!」と思うほど嫌いな看護師も。
しかし、看護師としてスキルアップ・キャリアアップするためにも、リーダー業務は
乗り越えなければいけない壁です。
リーダー業務を円滑に進めるためのコツを1つずつ試してみてください。
今の職場でのリーダー業務が辛く、働き続けることが困難だと感じたときは、転職エージェントに相談してみましょう。専門のエージェントが、あなたの悩みを丁寧にヒアリングして、適切な選択肢を提案してくれますよ。
これからの自分のキャリアや働き方について悩んでいる方は、ぜひ一度、転職エージェントに問い合わせてみてはいかがでしょうか。