残業が多い!勤務時間内に仕事が終わらない
25歳女性、4年目看護師、病棟看護師、夜勤ありのフルタイム勤務
私は、総合病院の病棟で勤務しています。他の看護師と同じくらいの業務負担なのに、毎日勤務時間内に仕事が終わらず、残業ばかりです。友達と食事の約束をしていても、仕事が終わらずいつも遅刻して待たせてしまいます。
申し訳ない気持ちとなんでこんなに毎日残業をしなければいけないのかという気持ちでツラいです。看護師の仕事は大好きだし、職場に対しての不満はありませんが、やはり残業がこれだけ続くのはおかしいと思います。残業を減らすための方法があれば教えてほしいです。
毎日のように残業があると、とても大変ですよね。残業は悪いものと思っているかもしれませんが、考え方によっては仕事が丁寧であるとも言えます。同じ業務をこなしていても、丁寧な対応をしていれば時間がかかりますよね。あなたは、他のスタッフより丁寧な仕事をしているのでしょう。
ですが、他のスタッフは残業をあまりせずに仕事を終えているということは、あなたも改善の余地があるのかもしれません。残業を少しでも減らす方法をご紹介しますので試してみてください。
一日の行動計画を立てる
出勤したらその日の受け持ち患者のカルテをチェックしますよね。チェックができたら、優先順位を考えながら一日の行動計画を立てていきます。
まず、誰から順番に検温に回っていくのか、どの処置を一番にするのか、検査は何時からなのか、などを考えて行動計画を立てます。行動計画を立てることで効率よく業務を行うことができます。
もし一日の行動計画を立てずに、業務をしていくと、患者さんが検査やリハビリに出ていなかったり、処置を忘れてしまったりと、段取りが悪くなってしまいます。そのため、出勤し情報収集ができたら、まずは一日の行動計画を立ててみてください。
優先順位を考えて行動する
看護師の一日の業務で、指示に従って行う業務と自分で見つけてする業務があります。カルテに記載されている観察項目や処置は必ずしなければいけない業務です。それと、患者を観察しアセスメントした結果行うケアもあります。
残業をするあなたは、指示で必ず行う業務以外を多く見つけることができているのではないでしょうか?
患者の細かなところまで観察し、しっかりコミュニケーションが取れているからこそ、やるべきケアが増えているのかもしれません。業務時間内にケアができない場合、翌日の勤務者に依頼しても良いのではないでしょうか。
あなたが一人で時間内にすべての業務が終えているのであれば問題ありません。しかし、毎日残業するまで一人で業務を抱える必要はありません。
時間を見ながら行動する
残業が少ない看護師は時間を見ながら業務を行っています。「何時何分までにこの業務を終わらせて次の業務をする」といったように細かく時間を決めて行動することが大切です。特に多いのが、患者と話をしていたら気づいたらこんな時間になっていたという時間の使い方。
患者とのコミュニケーションも大切ですが時間は有限です。時間を見ながら行動するよう心掛けてみてください。
スタッフに協力を求める
もしも、あなただけが沢山の業務を抱え、他のスタッフは手が空いている状態の場合には、SOSを出してみてはいかがでしょうか?例えば、重症患者のおむつ交換を一人は行うよりも、二人で行ったほうが早く終わります。
つまり、業務を人任せにするのではなく協力を求めることで、時間を短縮できるということです。おむつ交換だけでなく、他の処置でも複数でするほうが時間短縮できる場合にはぜひ、声をかけて協力を求めてみましょう。
カンファレンスで提案を
カルテに処置やケアの項目を自分の判断で増やせない場合、カンファレンスを用いて提案をしてみていかがでしょうか?看護師間で情報を共有することで、一人だけが抱える業務負担を減らすだけでなく、看護の質向上にもつながります。ぜひ、カンファレンスを利用した提案をしてみましょう。
カルテはオンタイムで入力を
残業をする方の中には、申し送りまでは業務をし、申し送り後からカルテ記載を始めるという方がいます。しかし、このカルテを後から記載するのは実は時間のロスです。可能な限りバイタル測定や処置を終えたらすぐに電子カルテに入力するようにしてください。
これはメモを取る時間を削減し、スタッフ間での情報共有をスムーズにするのが目的です。それ以外にも、処置や観察項目の抜けを忘れることなく行うことができ、ミスを未然に防ぐ効果もあります。
タイピング練習をする
電子カルテの入力をオンタイムでしない方の中には、タイピングが苦手という方がいます。タイピングが苦手という方は、タイピング練習をしましょう。練習すると少しずつですが早く打てるようになります。
勤務時間外のナースコールは対応しない
夜勤帯に入りカルテ入力などで残業していると気になるのがナースコール。ナースステーションで仕事をしていても、ナースコールが鳴っていると出て対応してしまいたくなりますよね。
しかし、勤務時間が終わって残業になっているのであれば、ナースコールには対応せず、カルテ入力に集中して行うようにしましょう。残業しているにも関わらずナースコールの対応もしていると、さらに帰宅する時間は遅くなります。
また、業務時間外にナースコール対応してしまうと、それをしないといけない空気が生まれます。特に先輩看護師の行動は後輩看護師に大きな影響を与えるものです。メリハリのある時間の使い方を心がけましょう。
まとめ
残業を少しでも減らせるようにする方法をご紹介しました。今回ご紹介した方法をぜひ行動に移してみてもらいたいと思います。これは、残業を減らすだけではなく、効率よく仕事をこなすためにも必要な方法です。少しでも残業が減りワークライフバランスのとれた生活ができると良いですね。
もし、職場環境によって残業を減らすことができないときは、転職を検討するのもひとつの方法です。転職エージェントなら、無理のない勤務形態でキャリアアップも叶う職場を多数見つけることができますよ。
まずは複数の転職エージェントに相談して、あなたの希望にマッチする求人がどれだけあるかをチェックしてみてはいかがでしょうか。