家庭との両立ができない
33歳女性、11年目看護師、転職経験あり
先月、第2子の育児休暇を終えて仕事に復帰しました。第1子の育児休暇明けの時は、何とか仕事と家庭の両立ができました。そして、今回も復帰も同じように両立できると思っていました。
しかし、現実はそんなに甘いものではなく、毎日必死で仕事ではミスをしそうだし、家庭も崩壊したらどうしようと不安で過ごしています。仕事と家庭を両立するための方法があればぜひ、教えてほしいです。
看護師はワーキングマザーの多い職場です。あなたと同じように出産後、思うように家庭と仕事の両立がうまくいかず悩まれている方をたくさん見てきました。実際に厚生労働省の調査によると、看護職の離職理由のトップは出産・育児とされています。仕事と家庭の両立、とても大変ですよね。
もちろん、私自身も同じ経験があります。看護師はそれだけ負担の大きい仕事といえるのかもしれません。では、どのようにすれば仕事と家庭の両立ができるのかを考えていきましょう。
勤務形態
あなたは、どのような勤務形態で働いていますか。病院の2交代の常勤勤務の場合、日勤だけではなく夜勤もしなければいけません。しかし、小さな子どもを育てながらの夜勤は周囲のサポートが、かなり手厚くなければ難しいものです。
子どもが急な発熱で保育園に預けられない場合など、周囲のサポートがあれば誰かに子どもを預けることができます。
日勤であればスタッフの人数が多いので休んでも何とかなりますが、夜勤はそうはいきませんよね。夜勤の場合、他の看護師に勤務を変わってもらわなければいけなくなります。これは、他のスタッフにとても迷惑がかかります。
このように、無理な勤務形態を続けると仕事も家庭も崩壊してしまう可能性が高くなります。そのため、両親や夫など周囲のサポートを得ることが難しい場合には、日勤常勤の勤務形態に変更することをおすすめします。
職場によって異なりますが、子どもが小学生になるまで夜勤を免除してくれる場合もあります。まずは、上司に相談してみましょう。
ワーキングマザーの多い職場で働く
あなたの職場にはどのようなスタッフが多いでしょうか。仕事と家庭の両立を考えているのであれば、似た境遇の看護師が多く働く職場を選択することをおすすめします。
例えば、独身の多い職場の場合、子どもの病気が理由であったとしても急な欠勤は理解が得られにくいかもしれません。しかし、ワーキングマザーの多い職場の場合、急な欠勤をしてもお互い様という思いから、サポートし合う雰囲気があります。
転職も検討する
現在働いている職場で、勤務形態の変更やワーキングマザーの多い部署への異動の希望が通らないこともありえます。環境を変えることができず、今の職場のまま我慢して働くと場合によっては家庭を崩壊させてしまう可能性も。
せっかく大好きな人と結婚し幸せな家庭を築こうと思っていたのに、仕事が理由で家庭が崩壊なんて嫌ですよね。
そうなる前に転職を検討するのも一つの方法です。病院の日勤常勤の職場やクリニックや治験、保育所やデイサービスなど、日勤で働ける職場はたくさんあります。あなたに合った職場に転職することが、仕事と家庭の両立できる方法の一つです。
休日にまとめて家事をする
仕事をしながら家庭の両立、時間がいくらあっても足りないですよね。どうすれば要領よくこなすことができるのか、みなさん悩まれていると思います。私が実際にしている仕事と家庭の両立方法をご紹介したいと思います。
それは、仕事が休みの日に家事をまとめてすることです。仕事から家に帰ると掃除や片づけなど、いろいろ気になりますよね。しかし、掃除や片づけ以外にも子どもの世話や夕食づくりなど主婦はすることがいっぱいです。
何もかもしようとすると、体力的にも負担になりますよね。そのため、仕事の日は最低限の家事のみ行い、休みの日に掃除や買い物などをするようにしてみましょう。このよう生活リズムを作ることで、家庭と仕事の両立が取りやすくなります。
パートナーに協力を得る
家事や育児の全て自分でしなければ思っていませんか。その考えはもう時代遅れです。夫婦共働き世帯は専業主婦がいる世帯より多くなり、女性が働くことが当たり前の世の中になってきました。
そのため、家事や育児を夫婦で協力し合うのが、これからの家庭のあり方です。全部、自分でしようとするのではなくパートナーと話し合い家事や育児の分担をし、お互いの負担を軽減しましょう。どのような役割分担をするのか夫婦で話し合ってみてください。
気分転換も必要
仕事と家庭に毎日追われていると、気が付いたら1か月そして1年が経っていますよね。毎日することがたくさんで、ゆっくりする余裕もないという方もいるかもしれません。しかし、時に気分転換をすることも必要です。
家事や育児、仕事から離れて一人でゆっくりする時間や、友達と遊びに行く時間も大切です。そのため、時にはパートナーに子どもを任せて気分転換をする時間も作るように心がけましょう。
この時間を確保し、リフレッシュすることでまた、育児や家事、そして仕事を頑張ろうという意欲を引き立てることができます。
まとめ
仕事と家庭の両立をするためには、一人で頑張り過ぎず、ワーキングマザーの働きやすい環境で働くことがとても大切です。勤務形態やスタッフの環境が合わないのであれば転職を検討しましょう。
また、夫婦で家事や育児の役割分担をし、パートナーから協力を得ることが必要です。どのような生活スタイルをとるのか夫婦でじっくり話し合ってみてくださいね。
仕事と家庭を両立できる職場を探すなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。転職エージェントなら非公開求人も多く取り扱っているため、あなたの希望する条件にぴったりの職場がすぐに見つかるでしょう。
まずは複数の転職エージェントに問い合わせて、どのような求人があるのかを調べてみてはいかがでしょうか。