希望の科に配属されなかった...退職しようか迷っている|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

希望の科に配属されなかった...退職しようか迷っている

24歳女性、1年目看護師、病棟勤務

看護師になったら、救命救急で仕事をするのが夢でした。就職の面接のときには希望の科を聞かれたので「救命で働きたい」と伝えたのに、実際に配属されたのは一番嫌だった内科病棟です。

救命で働くために大学病院の就職試験も必死で勉強したのに、ショックで仕事に行く気になれません。初日に配属先を聞いたときには頭の中が真っ白になり、ショックでその日のことはよく覚えていません。

同期の新人看護師は救命救急に配属されていたので、余計に悔しくてあきらめきれません。内科病棟に配属されたことが嫌でたまらず、いっそのこと退職をして別の職場を探すべきかを迷っています。私はいったいどうすればいいのでしょうか。

看護師の転職お悩み相談の質問

希望の科を伝えていたにも関わらず、まったく別の科に配属されてしまったのではモチベーションもあがりませんしショックも大きいですね。

気持ちの整理ができないままでは、出勤する気にもなれないかもしれません。退職まで考えているとなれば、相当ショックをうけていることが伺えます。

とはいえ、今の段階で退職することはおすすめできません。また希望の科に配属先されなかった理由を、上司や人事に問い詰めるのもやめておきましょう。

就職初日を迎えた直後に退職することは、あなたに「すぐにやめてしまう看護師」というレッテルが貼られます。「退職したことを隠しておけば」と思うかもしれません。しかし医療のネットワークは広く狭いので、たとえ隠しておいたとしてもまったく経験のない新人看護師を受け入れている職場は見つかりにくく、すぐに条件に合う職場が見つかるとは限りません。

新人看護師が就職してすぐ退職転職することは、悪いイメージがつきまとい不利な状況になるリスクが高いです。

それでも希望していない科に配属されたのですから、簡単に納得できるわけでもないですよね。ではどうすればいいのか、少し先の未来を見据え今できる解決策をお伝えしていきますので、参考にしてみてください。

1.内科の知識や技術は看護の基本

内科病棟には高齢者の患者さんが多く、他の科に比べて入院期間も長期で病状の変化がありませんので、新人看護師にとっては面白みにかけるかもしれません。

しかし内科で基本的な手技や知識を身に付けておけば、この先救命救急はもちろんのことどこの科に配属されても役立てることができます。新人看護師時代にしっかりと内科の知識を学んでおくことは、決して無駄にはなりません。

2.1年経過してから配属先の希望を上司に伝える

まずは、新人看護師時代を乗り越えることを目標にしてみましょう。どの科に配属されたとしても、新人の間は覚えることも多く悩みもつきません。

希望していない科に配属されたことでモチベーションを保つのは難しい場合でも、看護の基本を学ぶつもりで頑張ってみることはできないでしょうか。

1年の経過が経過したころには、看護の基本的な処置や知識が身に付いてきます。そこで改めて、配属先の希望を上司に伝えてみましょう。

ただ「救命救急に行きたい」というだけではなく、なぜ希望するのかどのような目標があるのか具体的な例をあげてみることをおすすめします。

3.新人看護師の人事異動は2年もしくは3年後

病院には、必ず人事異動があります。新人看護師の場合、早くて2年遅くても3年経過すれば人事異動の対象者になります。

この人事異動は人材育成の意味も兼ねていて、どの科に配属されてもすぐに業務に取り掛かれる看護師を育成する意味がありますので、新人看護師時代に内科病棟に配属されていても数年後には別の科に異動することになります。

事前に希望の配属先を上司に伝えておけば、毎年開かれる人事異動の会議で掛け合ってくれるはずです。しかし職員の配属は、退職予定者や新人看護師の受け入れ人数また経験年数のバランスを調整して決定されていますので、必ず希望が通るとは限らない場合があることを理解しておいてください。

4.新人看護師のベストな退職時期

「希望先を伝えていたのにも関わらず配属先が違っていた」そのことに職場に対する不信感が強く納得できない場合、転職したいという気持ちがおさまらないかもしれません。

また「人事異動まで待っていられない」と思う気持ちもあるでしょう。今すぐにでも退職した気持ちがあるにしても、せめて半年の経過を待ちましょう。

なぜ半年の経過を待つのかというと、半年を経過した後からは、第2新卒者の求人が増えてくるからです。実は4月に一斉に入職した看護師は、半年を経過したころから転職希望者が増えていき、それに合わせて新人看護師を受け入れる求人も増えてきます。

まず新人看護師の多くは、4月の時点では大学や総合病院系列規模へと就職していき、民間病院に就職を希望する新人看護師は少ないのが現状です。

しかし半年をすぎ大学系列からの転職希望者が増えてきますので、次に名乗りをあげるのが民間病院の求人という流れがあります。

ただし、必ず半年経過すれば希望通りの就職先が見つかるというわけではありません。できれば1年2年と同じ職場で看護師の経験を積んだ方が、より希望に近い転職先が見つけやすいです。どうしても退職を考えてしまう、という場合の手段のひとつとして参考にしてみください。

まとめ

病院の定床数が多いほど病院の規模が大きく診療科の数も多くなり、看護師の配属先は数年ごとにローテーションしていきます。

たとえ最初に希望の科に配属されたとしても、また別の科に配属になることは避けられません。しかし、せめて最初の配属先は希望の科に行きたかった気持ちが強いのかもしれませんね。

ただ希望していなかった科でも、イメージが先行しているだけで、働いてみれば意外な面白さが見つかりやりがいを感じられることもあります。

確かに、救命救急に比べると内科は地味かもしれません。でも採血が上手くなれば、救命救急に配属されたときには、難しいルート確保にも対応できるようになります。

新人看護師時代は経験を積むことがスキルとなり今後の経験に活かされていきますので、少しだけ気持ちの切り替えをしてみるのはいかがでしょうか。

今回のお悩みのように、希望する科に配属されずに悩んでいる方は少なくありません。もし、自分が希望する科とは違う科に配属されてしまい、やりがいを感じられないときは転職エージェントにご相談ください。

コーディネーターが面談を通して、あなたにとって最適な選択肢をアドバイスしてくれますよ。

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