看護師1年目での転職はヤバイ?|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

看護師1年目での転職はヤバイ?

23歳女性、1年目看護師、転職経験なし、夜勤ありのフルタイム勤務

就職した病院で働き始めて1年も経っていませんが転職したい気持ちが強くてツラいです…。仕事が忙しくて患者さんと丁寧に向き合うこともできていないし、病棟全体がバタバタしており人間関係もギスギスしています。

また、先輩のフォローも外れてきて1人で仕事を任される場面が増えてきましたが、責任の重い仕事もあるので日々消耗しています。病棟の同期も「しんどいね」とは言っていますが、「それでもがんばろうね!」と前向きな気持ちであり、転職を考えている様子はなさそうです。

上司との面談の際に仕事がツラいことを伝えるも「1年目はみんなツラいのよ、がんばって」と言われるのみでした。私のように看護師1年目で転職を考える人はいるのでしょうか?いるとするならどのように対処しているのか、実際に転職するとどうなるかを知りたいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

看護師1年目は社会人1年目でもあり様々な困難に直面しますよね。看護師としての仕事の忙しさや責任の重さ、人間関係に悩む方は非常に多いです。自分に合っていない環境で仕事を続けることはとてもツライですよね。

転職するという選択肢も有効ですが、環境が変わるストレスや業務を新しく覚え直すことの負担があるということも頭に入れておかなければなりません。まずは状況を整理し、あなたに最適な選択肢が何であるかを考えていきましょう。

看護師1年目で転職を考える人は多い

看護師1年目は業務に慣れておらず、知識や技術が未熟で不安な気持ちを常に抱えながら仕事をすることになりますのでとても消耗しますよね。看護師独特の人間関係の難しさや命を預かるという責任の重さも消耗する原因の一つです。

日本看護協会の「2016年 病院看護実態調査」によると新卒看護師の離職率は7.8%とされており、毎年ほぼ横ばいで推移しています。

100人の新卒の同期がいたとすると、7~8人は1年目に離職する状況が毎年続いているという意味です。この数字は実際に離職に至った看護師1年目を表していますので、言葉には出さないだけで離職や転職を考えている段階の看護師1年目はもっと多いと考えられます。

ですので、看護師1年目のあなたが転職を考えるのは決して特別なことではありません。

仕事がツラいときはどのように対処すればよいか?

仕事がツラいときはまず何があなたにとってツラいのかを明らかにしていきましょう。

・覚えることが多すぎていっぱいいっぱいになっている
・仕事が多すぎて自分らしく患者さんと向き合えていない
・人間関係で消耗している
・怒られることが多く、指導が怖い

このようにあなたが仕事をツラいと思う理由を明らかにし、上司との面談の際に理由を伝えれば対応してもらえるかもしれません。業務改善や部署変更によって仕事のツラさが解決できるなら負担も小さくて済みますので、まずは転職・離職の前にやってみましょう。

しかし、職場の事情によっては業務改善や部署変更ができない場合もあります。また、人間関係での消耗やパワハラに近いような怖い指導をする先輩看護師がいる場合は、改善が難しいので転職も視野に入れていきましょう。

看護師1年目での転職は大丈夫なのか?

看護師1年目で転職を考える際に不安に思うことは、「知識・技術・経験が未熟だし、採用してくれる職場があるのかな…。」といったことではないでしょうか。結論からお伝えすると、看護師1年目でも転職は十分可能といえます。

看護師は国家資格であり、たとえ知識・技術・経験が未熟であったとしても採用してくれる職場は多いです。

もちろん、経験年数が豊富な看護師と比べると選択肢は減りますが、心身を消耗してまで働き続けても良いことはありません。新卒で就職した職場があなたに合った職場であるとは限らないのです。

職場が合わなかったからといって、看護師自体が向いていないと考えないようにしましょう。職場ごとに求められるスキルや合っている性格、人間関係は大きく異なります。

余裕のある職場に転職できれば、不足している知識・技術・経験をサポートしてもらうことも可能ですし、業務の忙しさに追われることもなくなります。教育体制の整っており、あなたらしい働き方ができる職場を見つけて再出発することも選択肢に入れていきましょう。

転職での面接や新しい職場でどのような反応をされるのか?

いざ転職を前向きに検討すると考えなければならないのが、転職での面接での対応や新しい職場での立ちふるまい方です。特に看護師1年目での転職であれば、面接でほぼ必ず転職理由を聞かれることになるでしょう。

その際は前向きな転職理由を準備しておくことをおすすめします。

「学びたい分野の職場である」
「自分らしい看護が実践できる職場であると感じた」

このように、転職先でやりたいことを明らかすると良いです。逆にやってはならないのが前の職場の不満をそのまま伝えてしまうことです。気持ちはわかりますが、採用する側から見ると「また不満があるとすぐに辞めてしまうのではないか?」と良い印象は持たれません。

もしネガティブな転職理由を伝えるとするならば、採用側に不安感を与えないような工夫が必要です。例えば、残業多いことが理由での転職であれば「もっと時間をかけて患者さんの話を聞いて、丁寧なケアが実践したい」と伝えると良いでしょう。

そして、新しい職場にいくことができたとすれば、やる気と謙虚さをアピールすることが大切です。多少の経験や知識はあっても看護師1年目ではまだまだ未熟な部分も多いはず。

新しい職場ですでに働いている看護師も、転職してきた人がどのような知識や経験があるのかを知りません。新卒で入職した気持ちを思い出し、わからないことは聞いて自分でも努力する姿勢を見せましょう。

また、職場が変われば雰囲気やルールも変わりますので「前の職場では〇〇だったのに…。」といった言葉は飲み込んで、謙虚に職場に馴染む姿勢を持つことも大切です。もちろん、明らかに間違っている部分は伝えるべきですが、看護師は職場ごとに常識が異なるということは頭に入れて置かなければなりません。

看護師1年目で転職を検討しているなら、転職エージェントにご相談ください。医療業界に精通したコーディネーターが、あなたの悩みや希望を丁寧にヒアリングし、あなたにぴったりの職場を紹介してくれますよ。

まずは複数の転職エージェントに相談して、あなたの希望にマッチする職場がどれくらいあるかを調べてみてはいかがでしょうか。

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