自分はやっていないのに失敗したと決めつけら先輩を信用できなくなった|看護師の転職お悩み相談【看護師ドットワークス】

自分はやっていないのに失敗したと決めつけら先輩を信用できなくなった

1年目看護師、病棟勤務、先輩に一方的に攻められて悩んでいる

もうすぐ1年になる看護師です。これは数日前のことなのですが、いきなり先輩から「内服セット間違えているじゃない!」と声をあらげました。

私はとっさの出来事に頭が真っ白で言葉が出せずに固まっていたところ、別の看護師が名乗り出たので私のミスではないことが判明しました。

とても信頼していた先輩だったに、失敗の疑いをかけられ今は不信感しかありません。新人看護師は、失敗を押し付けられるものなのでしょうか?もうやめたいです。

看護師の転職お悩み相談の質問

事実確認もなく一方的に攻められてしまう、これほど辛く悔しいことはないですね。しかも信頼していた先輩だったからこそ、受けるショックも大きいと思います。

その場であなたの口から説明できなかったことも、悔しさを強くさせているのではないでしょうか。

1、看護師は思い込みをすることが多い

どのような状況であろうと、新人看護師に失敗を押し付けることも新人看護師の失敗だと決めつけることはありません。

ではなぜこのようなことが起きてしまったのか、振り返ってみましょう。先輩が「あなたが内服のセットを間違えた」と思ったきっかけがあるはずです。

・配薬カートの前にいるあなたの姿をみかけた
・他のスタッフの情報から、あなたが内服をセットしていたと聞いた
・あなたが配薬セットの担当になっていた

あくまで予測にすぎなくても、すべて根拠のない先輩の思い込みが原因です。しかしたとえ思い込みをしたとしても、まずあなたに事実確認していれば、内服セットをしたのは別の看護師であることがわかったはずです。

あなたかに確認することもなく一方的に注意をしていることから、強い思い込みがあったと考えられます。

実は、看護師は思い込みを起こすことがよくあります。というは患者さんの状態に異変があった場合、経験や勘を頼りに症状を予測する必要があるからです。

当然医者ではありませんので、症状の断定はできませんし判断が間違っている場合もあります。ただ、たとえ判断がまちたっていたとしても、異変の早期発見につながる実例も多いです。

このことから内服のセットミスを発見した先輩は、誤薬リスクの危険性から「すぐに原因究明しなければいけない」と判断したのではないでしょうか。

そしてあなたがミスをしたと思い込み、誤薬という医療事故が起きるリスクがあったことを「指導しなければいけない」と考えたと予測されます。

もちろん思い込みによる決めつけで、事情確認もせずに注意することは間違っています。誤薬は回避できても、その後の冷静な判断ができなかったことであなたからの信頼を失う結果になってしまいました。

おそらく先輩は、指導をすることだけに気を取られ、相手の気持ちを尊重するという大切なことに気が付けなかったのかもしれません。

2、一方的に注意された時の対処法

一般的に、新人看護師には失敗がつきものです。しかし失敗を繰り返して経験を積んでいくので、失敗をすることが問題なわけではありません。

ただ今回のようにまったく関与していない出来事に対し、決めつけや思い込みで注意されることも起こります。相手がものすごい剣幕で注意してきたとすれば、事実を説明したくてもできませんよね。

また「新人看護師は、先輩看護師に反論してはいけない」という暗黙のルールがまん延していることも、先輩の勝手な思い込みで注意されてしまう被害者がでてしまう原因です。でもやってもいないことで注意を受けるほど、理不尽なことはありませんよね。

この理不尽な状況への対処法は、相手のペースに巻き込まれないことです。とはいえ怒っている相手を目の前にすれば、萎縮してしまい「もしかして私が間違えたかもしれない」と思ってしまうのが新人看護師です。

「もしかして」という気持ちがあるとその感情が表情にでますので、相手の思い込みは確信へと変化します。

後から「私ではありません」といえたところで、信じてもらえないかもしれません。ですからたとえ言葉は出せなくても、なんとか気持ちを落ち着かせましょう。

深呼吸ができれば、気持ちが落ち着きますよ、そして毅然とした表情をしていれば、相手の方が動揺します。たとえ自信がなかったとしても、まずは冷静になってください。これが相手のペースに巻き込まれないための対処法です。そして相手が冷静さを持ち直したところで、事実関係をはっきりさせていきます。

3、職場内での人間関係

信頼していた先輩看護師から、あなたが失敗をしたと決めつけられてしまったことはとてもショックなことです。このことが原因となり先輩看護師に対して不信感を抱いたのでは、先輩と一緒に働くことが嫌になる気持ちもわかります。

相手に好印象を抱いていればなおさらのこと、信頼を裏切られた気持ちが強くなり嫌悪感や不信感へと変化していくのが自然の原理でしょう。ただ職場内のスタッフに、強い嫌悪感や不信感をもったままでは業務に支障がでてきます。

看護師はチームワークなので、職場で起きたトラブルで個人的感情を引きずるのは避けておきたいところです。

もちろん、相手を信頼することも必要です。ただ職場で関わっているだけでは相手のことを深く理解することは難しいですし、かといって仲良くなりすぎてもお互いなれ合いの関係になり仕事がしにくくなってしまいます。

先輩に好印象を抱くことは悪いことではありませんが「思い込みが強い部分もあるんだな」と気持ちを切り替えるようにしてみてください。

どこの職場にも、いろんな看護師はいます。悔しい気持ちもあると思いますが、新人看護師時代ももうすぐ終わり今度はあなたが後輩を迎える立場になります。あなたが経験したことを活かし、後輩を指導していってくださいね。

さいごに

今はまだ気持ちの整理がつかず、先輩と顔を合わせことも先輩を信用することもできなくなっていても無理はありません。

いちど失った信用を取り戻すことは簡単ではないので、しばらくは先輩との関係がぎくしゃくしてしまうかもしれませんね。

簡単に気持ちの切り替えをするのは難しいかもしれませんが、今後同じようなことが起こらないためにも、ぜひ参考にしていただければと思います。

今回のお悩みのように、職場の先輩との関係に悩む方は少なくありません。もし、どんなに努力しても先輩との関係に改善の兆しが見えないときは、転職エージェントにご相談ください。コーディネーターが面談を通して、あなたにとって最適な選択肢を提案してくれますよ。

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