確かに、就職先によって新人教育をはじめとする教育の量は全く違ってきます。民間の病院であっても教育に力を入れている病院もあります。なにか少しでも不満や不安に思うことがあれば転職したらよいのでは？と思う新人看護師の方がたくさんいます。

転職することが悪いとまでは言いませんが、転職する際にも何がベストであるかよく考えなければいけません。
では、本当にあなたが転職すべきかどうか考えていきましょう。

1人の看護学生時代の同期ではなく他の職場で働く同期とも話をしてみては？

相談する相手を増やしてみてはいかがでしょう？一人の同期と話をすると比較対象が少ないため、どちらかが、衰えるように感じてしまいます。
２つの職場で比べると、あなたが現在働いている職場は新人教育が少ないかもしれませんが一般的に比べると少なくないかもしれません。
ですので、１人だけではなく複数の看護学生時代の同期と情報交換してみてはいかがでしょう？

新人教育のことだけではなく、看護師として働くにあたってこれから様々な悩みを抱えることになるでしょう。
その時も、１人ではなく複数の人に相談するほうが様々な考え方を知ることができ、偏った考え方にならずに済みます。

すぐに転職することを考えるのは、やめよう

少し不満に思うとすくに転職するべきではないか？と思う新人看護師の方が多いように思います。
全てが整っている職場があると思っていますか？そのような職場がありません。
良い所もあれば悪い所もあります。その中で自分に合っている職場を選んだはずです。
少しの不満で転職なんてしてしまうと、転職先でまた自分の納得できないことがあれば、すぐに転職をしたらいいのでは？と思うようになり同じ職場で長く働くことが困難になります。

転職が悪いというわけではありません。
ですが、１つの職場に最低でも３年ほど定着して勤務していなければ、転職先の人事の人も、どうせすぐに辞めるのでないか？と思われ転職回数が増えると徐々に雇用されにくくなる可能性が高くなります。

また、ある程度１つの職場で勤務を続けなければ看護技術や看護論についても中途半端にしか学ぶことができません。
新人教育を学ぶことも大切かもしれませんが、１つの職場で最低でも３年は勤務しその職場で学べることを沢山習得すれば良いと思います。

新人教育だけが学ぶ方法ではない

あなたは、新人教育を受ければ一人前の看護師に早くなると思っていませんか？
病院で勉強会が開催されたとしても、それを覚え自分の物にしなければ何の意味もありません。逆に勉強会を受けなくても、自分が知らないことや知りたいこと、をプリセプターや上司に相談、指導してもらう事で知識を増やすことができます。

つまり、新人教育を受けることが一人前の看護師になるわけではなくあなた自身の考え方次第で立派な看護師になることができるという事です。
転職することを考えるのではなく、あなた自身、自分の考えや目標をしっかりもち、勉強することをお勧めします。

まとめ

あなたと同じように看護学生時代の同期の働く職場と自分の職場を比較してしまう新人看護師の方が多くいます。
全てが完璧で揃った職場なんてありません。何か良いところがあれば何か悪いところがあります。

転職して市民病院など新人教育の整った職場があなたに合った職場であるかどうかは、転職してみなければ解りません。新人教育は整っているかもしれませんが、もしかしたら人間関係が悪いかもしれません。

物は考えようです。新人教育が少ないイコール勉強ができないのではなく、あなた自身がしっかり目標を設定することでいくらでも、知識を深めることが出来ます。
新人教育のことだけが不安なのであれば、転職するのではなくプリセプターに相談しながら看護についての勉強をすることをお勧めします。

転職した方がいいのか、それとも今の職場で働き続けた方がいいのかは、ひとりでは判断しにくいものです。いまの職場に対して疑問や不安を感じたら、転職エージェントに相談するのも一つの手です。

コーディネーターが面談を通して、あなたのキャリアプランにぴったりのアドバイスをしてくれますよ。ぜひお気軽に相談してみてください。