就職してから3カ月は怒涛のような生活だったのではないでしょうか？毎日仕事に行くこと、そして毎日指導してもらう事、不安に思う事もたくさんあったのではないでようか？
そんな生活も少しずつ慣れてきたと思います。ですが、看護師として一人前になるためにはまだまだ、長い道のりを乗り越えなければいけません。

今、あなたが抱えている問題は新人看護師の中でも上位に入る悩みかと思います。教えられたことを一度に覚えられればいいですが、そんな簡単にはいきませんよね。では、どうすれば良いのかをお話していきましょう。

プリセプターに指導された内容はメモをしている？

まず、あなたはプリセプターから教えてもらったことを、きちんとメモに書き留めていますか？私の同期がよく口にするのは、最近の新人看護師はメモを取らないというという事です。いくら説明してもメモをとらない。そして、それをしてみてと言ってもできるわけもなく、また覚えてもいないと言います。

あなたのプリセプターは優しい人のようなので、怒られることはなさそうですがプリセプターによっては、なんでメモを取らないの？と怒鳴る人もいるようですよ。
もしも、メモを取っていないのであればこれからはメモを取るようにしてみてください。

自宅で復習そして予習はしている？

メモを取る習慣ができたら、今度はそのメモを見ながら復習をすることです。プリセプターに教えてもらったことと参考書を照らし合わせながら、手順を復習するようにしてください。
この時に大切なのは、イメージをしながら復習することです。手順を覚えるだけではなく、実際の手技をイメージしながら練習することが、技術を覚えやすいコツかと思います。

そして、復習だけではなく明日する可能性のある処置やケアについては前もって予習をすることをお勧めします。このように、予習と復習をこまめに行うことで少しずつ覚えていくことができるのではないでしょうか。

自分は何ができていないか把握している？

メモをとること、予習や復習をすることも大切ですが、あなた自身何ができていないのか自分を知ることが大切です。覚えられないことはメモや予習、復習で少しずつ克服できると思いますが技術やケアでいつも、つまずく所は一緒ではありませんか？

あなた自身がミスをしやすい所を把握することで何を注意すべきかが明確になってくると思います。いつも自分がミスするところ把握しそこを重点的に覚えなおしてみるのが良いかもしれません。
自分自身で何ができていないのか解らない時はプリセプターにどのような点を注意して行えば良いのかを聞いてみるのも一つの方法です。

焦らなくて大丈夫。すぐに完璧にできる看護師はいない。

プリセプターに教えてもらったことを一度に覚えられないこと、そして何度やっても失敗してしまうことなどが続くと焦ってしまいますよね。
特に同期はできていっているのに、自分だけができない、覚えられないとなると不安で仕事に行くことも辛くなってしまう可能性があります。

しかし、焦らなくても大丈夫です。
一度言われたことをすぐに完璧にできる人間はごく一部で大半の人間はミスを繰り返しながら成長していきます。努力をせずにできないでは、プリセプターも腹が立ちますが努力をしていたら、その頑張りは相手にも伝わります。焦らずじっくり努力をしてみてください。

まとめ

プリセプターの言われたことをすぐにできるに越したことはありません。
しかし、看護技術はなかなか複雑なうえに、患者さんの性格や病状によって少しずつ方法が異なってきます。

臨機応変に動けるようになるためには、いまプリセプターに指導をしてもらっている内容をじっくり覚えていくことが大切です。一度教えてもらったことをすぐに覚えられるに越したことはありませんが、そのような事が出来るのはごく一部の人間です。

プリセプターから教えてもらったことをメモに書き、そして自宅に戻って復習、そして翌日の処置やケアについては予習することで少しずつ覚えることができます。
焦っても習得できませんし、自分自身を追い込むことになります。
焦らずゆっくり、そしてじっくり勉強することでスキルを磨くことができるので安心してください。